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社会悪としてのネットカフェ
インターネットカフェは何故社会悪と感じてしまうのでしょうか?ひとつには連日のように取り上げられる犯罪と直結しているかのようなイメージがありますね。会津の母親首切り事件は記憶に新しいですが、実際にネットカフェそのものが凶悪事件の現場になる事はほとんどありません。実際には犯罪を起こす若者が、宿代わりとしてネットカフェを利用していた、もしくは店内で、他の客から財布を盗む、漫画などの店の備品などの窃盗、置引き、インターネットを利用したハッキングやトラッキング、掲示板への爆破予告などのサイバー犯罪、そして(主に未成年の)売春やドラッグ売買の現場となる、といったところでしょう。こういったニュースが連日のように報道されるので、残念ながら「ネットカフェ=社会悪」というイメージが定着しています。
業界として何も手をうっていないのか?
では、業界として何も手をうっていないのかというと、そんな事はないのです。大きくわけて以下のような対策を行っています。もちろん何もやっていない店舗というものも存在します
会員制への取組
ネットカフェには初めての入店の際に、身分証名称を提示して会員登録をする店と、何も制限がなく入店できる非会員制の店が存在します。大手はほとんど会員制をとっており、警察も直接的に指導はしないものの犯罪発生時に足がつく、または犯罪抑止力の高い会員制を進めています。
夜間の未成年者排除
ほとんどのネットカフェは24時間営業をとっています。上記した会員制の店であれば、未成年者を夜間に入店させる事がない様に徹底しています。ただしここでも上記した非会員制の店の場合、入り口で年齢確認などを実施したとしても、虚偽の申告をされることもあり、実際には相当数の未成年者が実在すると思われます。逆にユーザーとしては煩わしくない非会員制の店を望む声も多くあります
ブースの扉撤去
各県の条例、警察の動きにもよりますが、最近ではブースの扉を外す、または中で何をやっているか判るようにアクリルタイプの扉にするなどが一般的になっています
ロッカー導入
置引きや、万引き防止のためロッカーを導入する店も一般的になってきました。一部では各ブースにマイ金庫を設置している所まで出始めています
パソコン関連のセキュリティ向上
ほとんどのネットカフェでは、パソコン再起動時に、それまで作成したファイルや閲覧した履歴などが消滅するリカバリーというシステムをもっています。一時期はこの匿名性を利用しての犯罪が後を絶ちませんでしたが、現在では万一犯罪が発生した場合でもルーターというインターネットを集約する装置に(通常時はまず除きません)ログが残っており、どのパソコンから犯罪行為が行われたかの後追いも可能になっています
フィルタリングソフト導入
未成年にアダルト、暴力などのサイトを見せない様にするフィルタリングソフトというものを導入している店も増えています
ハイテクレジの導入
会員制の店の場合、次世代のハイテクレジを導入している店も多くなってきました。これは上記した夜間の未成年対策やパソコンのリカバリーなどを遠隔で行う事ができ、人為的なミスによる抜け目もなくなっています
過剰報道な感じも・・・
私見ですが、ネットカフェに対する風当たりが強すぎる感じをうけます。会津の首切り事件でも、本当に凄惨な事件が起きてしまったと思いますが、現場がネットカフェだっただけ、とも捉えられないでしょうか?若者が中継地点として使うからといってネットカフェを叩くマスコミも多いですが、犯罪を起こす前に使ったからという理由であれば、ファミレスやカラオケ、コンビニなども同様な気がしてなりません。ネットカフェの中に大量にある漫画本やゲームの影響で若者が凶悪事件を起こすのだという説もありますが、これも少し極端である気がします。そういうものが無かった世代茶の間の時代劇なども結果的にバッサバッサと悪人を切り捨ているわけで、やはりそれが原因だという事にはならないと私は思っています。もちろん行き過ぎた描写やあまりにも暴力要素の強い漫画やゲームも存在し、それらが悪影響を与えている事は事実だと思いますが・・・